ひげよ、さらば「ひげよ、さらば」についてです。思い出しながら書いているため、台詞はほとんど適当です。 途中からネタバレなので、見たい人だけスクロール。 ヨゴロウザは、いつの間にか山中に居た。 何故…と思ったが、記憶が全て飛んでいるみたいだった。 そこで片目と名乗る猫と出会う。 彼は、犬の脅威から身を守るため、猫たちを団結させ、 幸せに暮らすのが夢らしい。 しかし、そこの猫たちはほとんど自由奔放。だって猫だもの。 それでも、なんとかまとめようと努力する。 (作成中につき、中略) 皆で仲良く暮らす夢が、見事に崩れた片目(主人公の相棒)。 ある日、ヨゴロウザ(主人公)に「長旅に出ないか?」と誘う。 そして、片目は夜叉堂にヨゴロウザをつれて行き、落とし穴に閉じ込めた。 そして、片目は、 傍にあった蝋燭を倒し、其処等中を火の海にした。 片目『一緒に行こう…。お前は俺の夢そのものだったんだ。 慌てるな、もうすぐ火が回り始めるさ。』 みたいなことを言う。 もちろんヨゴロウザは黙ってはいない。 出ようとするが、そこは鼠でさえ出れない穴。 蓋は、上に片目が乗ってるので、持ち上げることはできない。 上から、絶えず片目が何かを語っている。 その時、上の方から、何かが崩れる音がした。 …それからは片目の声がしなくなった。 更に崩れ始める建物。 その瞬間、無くなってた記憶が突然戻ってきた。 ― ヨゴロウザは、二本足(つまり人間)のおばあちゃんの膝の上に居た。 そのおばあちゃんはヨゴロウザの飼い主だった。 おばあちゃんはヨゴロウザに話し掛けた。 おばあちゃん「ヨゴロウザ、もう私は駄目だよ…。」 ヨゴロウザは、おばあちゃんがとても大好きだった。 そんなおばあちゃんが立ち上がり、ふと、箪笥から 古い紙切れを取り出した。そして、 傍にあった七輪を古紙の中に投げ入れた。 瞬く間に火が燃え広がる。おばあちゃんは再びヨゴロウザを抱きかかえる。 ヨゴロウザは動揺しながら、外へ逃げようとする。 そんなヨゴロウザを、今までにはない力で押さえるおばあちゃん。 おば「ヨゴロウザ、あんたは私の愛、希望、夢…なのよ…。」 …ヨゴロウザは、その時初めておばあちゃんを引っ掻いた。 何とか抜け出し、窓ガラスを割り外へ。 ― …あの時と同じことがまた起きてるんだ。 その時、穴に割れ目が出来た。 そこから無我夢中で逃げ出し、ようやく外に出れた。 数年後、年老いた、ひげのない猫(ヨゴロウザ)はそのことを若い衆に語るが、 皆、まるで聞く耳をもたない。 あの時の仲間は、鼠の伝染病の影響でもうほとんど居ない。 …残ったのは泥だらけの猫。 歌い猫だった。 (その後、「ひげよ、さらば」の由来がわかる。) うん、今の歳だから大丈夫だけど、 昔に見てたら確実にトラウマになってたなw(ぁ この本を知ったのは「ルドルフとイッパイアッテナ」シリーズについての話題中、 同じ、猫2匹の物語って事であがった時です。 皆盛り上がってたから、自分も読んでみようと思いました。 …「ルドルフ(ry」と一緒に読むと、 同時に天国と地獄が味わえます^^(ぉ ジャンル別一覧
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