046689 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

グラス濾しの想い出

グラス濾しの想い出

ひげよ、さらば

「ひげよ、さらば」についてです。
思い出しながら書いているため、台詞はほとんど適当です。
途中からネタバレなので、見たい人だけスクロール。


ヨゴロウザは、いつの間にか山中に居た。
何故…と思ったが、記憶が全て飛んでいるみたいだった。
そこで片目と名乗る猫と出会う。
彼は、犬の脅威から身を守るため、猫たちを団結させ、
幸せに暮らすのが夢らしい。
しかし、そこの猫たちはほとんど自由奔放。だって猫だもの。
それでも、なんとかまとめようと努力する。

(作成中につき、中略)


皆で仲良く暮らす夢が、見事に崩れた片目(主人公の相棒)。
ある日、ヨゴロウザ(主人公)に「長旅に出ないか?」と誘う。
そして、片目は夜叉堂にヨゴロウザをつれて行き、落とし穴に閉じ込めた。
そして、片目は、
傍にあった蝋燭を倒し、其処等中を火の海にした。

片目『一緒に行こう…。お前は俺の夢そのものだったんだ。
   慌てるな、もうすぐ火が回り始めるさ。』

みたいなことを言う。
もちろんヨゴロウザは黙ってはいない。
出ようとするが、そこは鼠でさえ出れない穴。
蓋は、上に片目が乗ってるので、持ち上げることはできない。
上から、絶えず片目が何かを語っている。

その時、上の方から、何かが崩れる音がした。
…それからは片目の声がしなくなった。

更に崩れ始める建物。
その瞬間、無くなってた記憶が突然戻ってきた。


ヨゴロウザは、二本足(つまり人間)のおばあちゃんの膝の上に居た。
そのおばあちゃんはヨゴロウザの飼い主だった。
おばあちゃんはヨゴロウザに話し掛けた。

おばあちゃん「ヨゴロウザ、もう私は駄目だよ…。」

ヨゴロウザは、おばあちゃんがとても大好きだった。
そんなおばあちゃんが立ち上がり、ふと、箪笥から
古い紙切れを取り出した。そして、
傍にあった七輪を古紙の中に投げ入れた。

瞬く間に火が燃え広がる。おばあちゃんは再びヨゴロウザを抱きかかえる。
ヨゴロウザは動揺しながら、外へ逃げようとする。
そんなヨゴロウザを、今までにはない力で押さえるおばあちゃん。

おば「ヨゴロウザ、あんたは私の愛、希望、夢…なのよ…。」

…ヨゴロウザは、その時初めておばあちゃんを引っ掻いた。
何とか抜け出し、窓ガラスを割り外へ。


…あの時と同じことがまた起きてるんだ。
その時、穴に割れ目が出来た。
そこから無我夢中で逃げ出し、ようやく外に出れた。


数年後、年老いた、ひげのない猫(ヨゴロウザ)はそのことを若い衆に語るが、
皆、まるで聞く耳をもたない。
あの時の仲間は、鼠の伝染病の影響でもうほとんど居ない。

…残ったのは泥だらけの猫。 歌い猫だった。
(その後、「ひげよ、さらば」の由来がわかる。)



うん、今の歳だから大丈夫だけど、
昔に見てたら確実にトラウマになってたなw(ぁ

この本を知ったのは「ルドルフとイッパイアッテナ」シリーズについての話題中、
同じ、猫2匹の物語って事であがった時です。
皆盛り上がってたから、自分も読んでみようと思いました。

…「ルドルフ(ry」と一緒に読むと、
同時に天国と地獄が味わえます^^(ぉ


© Rakuten Group, Inc.
X